本堂



 平成七年(1995年)落慶。
 先代の伽藍は木造平屋建てでしたが、新しい伽藍は鉄筋コンクリート二階建ての近代社寺建築と成っております。

 本堂は伽藍の南側二階部分にあります。
 二階ベランダ部分が向拝(こうはい)に成っています。
 参拝される方は階段でお上がり下さい。
 



【メモ】
 伽藍(がらん)とは、仏教徒が集い、修行する聖地を本来は指します。すなわち寺院境内の事です。
 ただ本堂を中心とした寺院の建築物の事を指す事が多く、ここでは建物の意です。


 本堂とは寺院の中心であり、本尊様をお祀りすると同時に、様々な修法・法要を行う場所でもあります。
 すなわち仏道修行の稽古を行う道場なのです。


 本堂は内陣と外陣に分かれ、正面の一段高くなっている空間が内陣です。
 内陣には仏様を安置し、仏様の特別な世界(浄土。仏国土)と考えています。ここでは修行者が、仏様と一体となる為の特別の空間です。

 一方、その他の部分(写真でカーペットが引かれている部分)が外陣です。
 外陣は通常の法要を行ったり、礼拝をする空間です。
 光明院本堂では、四方に仏教を守護する四天王像を安置しています。

 本堂の正面向かって右側の小さな空間が、お地蔵様と位牌の安置所と成っています。
 ここには七七日忌が終わり、塗りの位牌と取り替えられた白木の位牌を一時安置しております。


内陣

 内陣には本尊と諸仏、両大師像、護摩壇、両曼陀羅がおかれています。
 


本尊:不動明王像

 作者不明。
 文政五年(1822年)十月再建。

 本尊不動明王像は、慶長十八年(1613年)八月亮伝(五代目住職)代に、亮秀(七代目住職)によって建立され、文政五年(1822年)に再建。
 台座は享保十五年(1730年)に作られた物。
 なお、昭和五十三年(1978年)と平成七年(1995年)に、補修が行われている。



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